少しずつ暖かくなると、春を感じてわくわくしますよね。
春は新しい”何か”を始めるスタートの季節。
家の中も春らしく一新して気持ちも新しく切り替えてみませんか。
「暖かくなってきたから家の中も春らしいインテリアにしたいな。」
「どうやったら家の中が春っぽい雰囲気にできるのかな」
春っぽいインテリアにしたいけど、コーディネートの仕方がわからない。
そんなお悩みに今回、春のインテリアコーディネートのポイントを6つご紹介します。
冬物や暖かい素材のものを片づける
まずインテリアを新しくする前に、冬のあいだに部屋に暖かさを与えてくれたクッションなどのファブリックやラグを片づけましょう。
なぜなら、冬素材のものが出しっぱなしになっていると、そのまま新しい春の小物を取り入れても季節感がごちゃごちゃのインテリアになってしまうのです。
例えばいくら気に入ってるムートンラグでも、春になっても敷いていると、春なのにムートン?とちぐはぐな印象を感じてしまいませんか。
まずは気持ちを切り替えるためにも、インテリアの冬素材をすべて取り去って仕舞ってみてください。
そこから春のインテリアコーディネートがはじまります。
パステル系の色を取り入れる
明るい色のパステルカラーは、春らしさを感じさせます。
部屋のカラーをちょっと変えるとイメージは大きく変わるでしょう。
パステルカラーと一口にいっても、トーンが変わればまた雰囲気も変わります。
例えば、春らしい色と言えば、ピンクですが、淡いピンクを取り入れれば、上品な優しいイメージのお部屋になりますし、ライトトーンのピンクを取り入れれば、うきうきした明るいお部屋に仕上がるでしょう。
お部屋や好みに合わせて似合う春色を見つけるのも楽しいですよ。
ぜひ、春らしさを演出するために、パステルカラーを取り入れてみてくださいね。
ファブリック類を変える
イメージチェンジをするのに、なにもソファなどの大物家具やカーテンなどを変える必要はありません。
比較的購入しやすい小さめのファブリックなどを新しくしてみるのがおすすめです。
簡単に部屋のイメージを変えるなら順番でいうとこのような感じでしょうか。
・クッション
・椅子の座布団
・ソファカバー
・寝具
・ラグ
新しい色を加えるときの注意点
ここまでで、春らしいパステルカラーを取り入れて、ファブリック類を変えてみましょうというおすすめをしましたね。
でも、いろいろな色のものをいろんなところに置くと、インテリアのまとまりが無くなり、ごちゃごちゃとした雰囲気になってしまいます。
スッキリと見せる秘訣、それはお部屋を構成する色を3色に抑えることです。
インテリアの色は3つの要素で構成されます。
(1)床や壁、天井などの基礎となる「ベースカラー」
(2)ソファやカーテン、家具などインテリアの主役となる「メインカラー」
(3)クッションや小物など、メインカラーを引き立たせる「アクセントカラー」
これは、→インテリアコーディネートの色使いを学ぼう!で詳しくご紹介しています。
よかったら、ご覧ください。
お部屋の中で、その3つの割合として「ベースカラー:70%」、「メインカラー:25%」、「アクセントカラー:5%」が理想的です。
今回、春らしいインテリアにするには床や壁のベースカラーと家具類のメインカラーはそのままで、アクセントカラーとして5%を春色に取り入れましょう。
上の絵にピンクで表されている部分を春っぽく変えてみると思ったら良いかと思います。
アクセントカラーは相性の良いカラーの組み合わせなら、1色ではなく、2~3色取り入れても大丈夫です。
ただし、あくまで5%程度にとどめて下さい。
具体的にどんなふうに取り入れたらいいか、2パターンの雰囲気に合わせてご紹介したいと思います。
明るく、楽しい雰囲気の春らしい部屋にしたい場合
いきいきとしたフレッシュな印象のお部屋にしたいなら、はっきりとしたイエローやグリーンをアクセントカラーにしましょう。
新緑を思わせる明るいフレッシュグリーンは元気をもらったり、リラックスさせてくれる効果もあります。
こちらのお部屋では、大部分を占める床・壁・天井など全体のベースが白っぽい色ですね。
クッションやベッドファブリックパネルの差し色に鮮やかなイエローやグリーンを入れたコーディネートにしています。
明るい緑のイメージなので、木製家具とも相性がいいですし、イエローも少し入れることで日の光を感じさせ、さらに明るいイメージを与えます。
この配色はモダンテイストのお部屋にもよく似合います。
鏡面の白い家具だと、光を反射して新緑のイメージが美しく引き立つお部屋になるでしょう。
ブラックを基調としたモノトーンのお部屋は、少し冷たさを感じる色合いにも思えますが、ぜひ春らしいグリーンのクッションやナチュラルな小物を取り入れてみてください。
すっきりした中にもあたたかみがプラスされ、春を感じさせてくれます。
フレッシュな明るい春を演出したいなら、ぜひ明るいトーンのイエローやグリーンがおすすめです。
優しく、上品な雰囲気の春らしい部屋にしたい場合
お部屋を優しい印象にしたければ、淡い色味をアクセントカラーに取り入れましょう。
淡い色味は、春の穏やかで優しい印象をお部屋に与えてくれます。
ナチュラルテイストが基調のこちらの実例では、落ち着いたペールトーンのピンクのクッションカバーやブランケットで易しい雰囲気がより際立っていますね。
モダンテイストの場合はモノトーン家具やホワイト1色で揃えていることが多く、どちらかというと男性的な雰囲気が感じられるかもしれません。
しかしそんな場合でも、桜をイメージさせる優しい淡いピンクのクッションカバーに入れ替えるだけで、上品な春のインテリアが実現できますよ。
ピンクはちょっと苦手、というかたでも心配いりません。
アクセントカラーとして少し取り入れる程度なら差し色として美しくインテリアを引き立ててくれます。
優しい雰囲気の春っぽいお部屋を作るなら淡い色味のパステルカラーがおすすめです。
同じ春色でも、それぞれの雰囲気があって素敵ですね。
あなたはどちらがお好みでしょうか?
たくさんの春色を取り入れるのではなく、色の量に注意して、ごちゃごちゃしないお部屋を目指しましょう。
素材にも変化を加える
春らしい色合いだけでなく、インテリア素材の質感も変えてみましょう。
春らしさがさらにグッと出てきます。
例えば寝具なら、厚手の毛布をやめて、ふんわりとした優しいコットン素材の掛け布団カバーを掛けてみましょう。
ソファなどのクッションもモコモコ素材のものからコットンやリネンなど軽めのものに取り替えてみてください。
花を飾る花瓶も陶器よりガラスのものが爽やかさを増します。
素材はモコモコ系から柔らかいフワフワ系に、です。
いっきにお部屋を衣替えした感じで春を迎える実感がわきますよ。
素材を軽い印象のものに変えると、より春らしさが増すことでしょう。
春を感じられる花やグリーンを飾ろう
インテリアに欠かせないのが観葉植物ですが、春は特にお部屋に緑を置きたくなりますよね。
暖かい春は観葉植物にも得意な季節。
初心者でもグリーンをお部屋に置くのにスタートしやすい時期なのでぜひこの春お気に入りを見つけて育ててみませんか。
お気に入りを見つけようとして、あまり見ないような変わった観葉植物をつい買ってしまいがちですが、やはり枯らさずに長く育てていると愛着がわくものです。
観葉植物の育て方に慣れていない初心者さんには、最初から難しい観葉植物に手を出すより、なるべく育てやすいものをおすすめします。
初心者さんでも育てやすいおすすめの観葉植物
(1)ポトス
(2)アイビー
(3)パキラ
(4)サンスベリア
(5)モンステラ
(6)シンゴニウム
(7)テーブルヤシ
また、春は花もたくさん咲く季節。
花瓶に春の花を飾ると、いっきにお部屋が春いっぱいになります。922841
お花屋さんにふらっと寄って春らしい花を数本買ってみませんか?
飾り方が難しいという方もいますが、1本か2本を無造作に花瓶に挿すだけで素敵な空間が広がります。
春はグリーンが育てやすく、さまざまな花が咲く季節です。
ぜひ、「グリーンや花のある暮らし」で癒やされる春を迎えてください。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっとしたことで春らしいインテリアが作れることがわかっていただけたと思います。
春を感じる温かなインテリアにコーディネートして、春を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか?
春色の爽やかで暖かな雰囲気にしたら、心もリフレッシュされますね。
春らしいお部屋にして新しいスタートに気分を上げてみましょう。
春の明るい雰囲気をインテリアに取り入れて、お部屋の中でも気持ちよく春の訪れを楽しみたいですね。